太陽光発電による再生可能エネルギーの利用を2024年3月から開始。発電出力450kw(晴天時)で真福寺事業所の使用電力の一部を補います。東海光学グループでは、再生可能エネルギー導入の推進を通じて、「東海光学グループSDGs宣言」で掲げる環境対策「自然環境との共生・調和を目指し、環境負荷低減と環境保全の取組み」を実施し、カーボンニュートラル社会に向けてのCO2排出量の削減を行います。
空調負荷低減・CO2排出量削減を目的として、2003年4月に出力185kwのディーゼルエンジン発電機10台と、発電と同時に排熱からもエネルギーを取り出す吸着式冷凍機を備えたコージェネレーションシステムを導入。現在は電力のピークカットに使用しています。東日本大震災直後では、このディーゼルエンジン発電機をお貸出しして復興支援のお手伝いをいたしました。
クリーンルーム内を、年間を通して25℃前後に除湿した空調を維持するための“デシカント除湿機”です。2016年にはオゾン層破壊の一因となるフロン系冷媒を使用しないCO2ヒートポンプ式のデシカント除湿機に更新。それまで必要としていたボイラーの停止、および最新機器による省エネ効果で室温・湿度のさらなる安定・向上化で237.7 t/年のCO2を削減いたしました。
工場内の臭気・粉塵を 除去しながら冷えた空気を工場内に送風する“ダイレクトクーラー”を設置しエアコンの負荷を低減させています。
以前の約2倍の処理能力を備えた排水処理施設を2001年10月より稼動。社外処理していた洗剤・染色廃液を社内処理に切り替えました。また、自動計測装置によって常時きびしい監視体制を構築。工場からの排水は、国はもとより愛知県・岡崎市条例および矢作川水系の排水基準を上回る独自の基準に基づく、よりきれいな水を公共用水域へ放流しています。また、約20㎥/日を生産工程で再生水としてそのまま再利用しています。
排水処理後の水の循環利用を進めるため、2004年10月に本社工場、2016年5月に真福寺事業所に浄化処理施設を導入。工場内で水の循環利用することで約250㎥/日の市水(地域における水資源)の削減をしています。
東海光学は法および社会規範を遵守します。
「経営法務委員会」を毎月開催し、法規制・改正情報を把握して最新版管理を行っています。排水・廃棄物・騒音・振動など法規制による監視・測定は当然のこと、地下水や土壌などが汚染されていないか、工場周辺に対して臭気や大気汚染などの環境影響を及ぼしていないか職場環境に問題がないかなど定期的な監視・測定を自主的に実施しています。
さらに環境活動を推進していく上では、社員一人ひとりの環境意識の向上が必要と考え、環境方針に基づいて環境教育・啓蒙活動・緊急時対応訓練を実施しています。また、社員には法律をわかりやすく解説したものをイントラネットで周知しています。