東海光学のウェブ・アクセシビリティ・ポリシー
東海光学株式会社は、次の4つのポリシーにもとづき、ウェブ・アクセシビリティの向上を推進しています。
1. より多くのユーザーが自分1人の力で、いつでも、どこでも、最新の情報を、より簡単に利用できるようにする。
ウェブコンテンツは、場所や機器など利用環境を問わず多様な身体特性でも利用できるよう、アクセシビリティに配慮することが重要と考えます。東海光学は、多くの利用者の特性や環境について熟慮し、より快適な見やすさや使いやすさを実現していきます。
2. ウェブ・アクセシビリティを品質の1要素と考え、「セキュリティ」や「信頼性」などとともに、ユーザーの求める高いレベルの品質を提供していくこと。
アクセシビリティは、ウェブサイトを通じて伝えたい情報を正しく理解していただくために品質の観点からも非常に大切なことです。例えば、「色だけで情報を提示しない」ことは色覚障害や白内障などがある人に重要です。セキュリティなど、他の要素を損なうことなく、トータルな観点で高い品質を提供します。
3. 組織横断的な活動によって、高いレベルのウェブ・アクセシビリティを目指すこと。
ウェブ・アクセシビリティは、ウェブサイトに掲載するコンテンツ、使用するブラウザ、通信環境、支援技術など多くの分野に関わる課題でありますが、東海光学ではより高いレベルのウェブ・アクセシビリティを提供します。
4. ウェブ・アクセシビリティを、永続的な取り組みとして考えていくこと。
ウェブコンテンツは、公開した日から情報の追加・更新などが求められ、特定の人や組織に依存しない継続的な運用が大変重要です。またウェブに関する新しい技術も次々と提供されています。東海光学はウェブ・アクセシビリティを、技術の進歩に連動し限りなく発展させていくべきものととらえ、積極的に取り組んでいます。
東海光学は、上記のウェブ・アクセシビリティ・ポリシーにもとづき、魅力的で操作性に優れたインターネット・ソリューションを提供します。そして、この一連の活動の一つとして、東海光学ウェブ・アクセシビリティ指針を策定・公開し、アクセシビリティの高い社外公開サイトに適用していきます。
なお、東海光学のウェブサイトの中には、本指針の制定前に制作したものがあり、本指針に対応できていない部分も残っています。今後は本指針を遵守して制作するとともに、これまでに制作した部分についても、必要に応じて改善していくよう努めます。
また、「眼鏡店様専用サイト」と「薄膜技術者向けサイト」につきましては、一般消費者向けサイトに該当しないため、本指針の適用対象外とします。
指針策定の経緯
近年のインターネットの普及により、「いつでも、どこでも」情報を受け取ったり、発信することができるようになってきております。東海光学株式会社は、目に関する製品を提供する企業として、ウェブサイトにおいても、見やすい・わかりやすいものを目指すことで、より多くの方に情報を提供できることを目指しています。
ウェブサイトにおいては、「誰でも」が容易に利用できること目指し、「東海光学ウェブ・アクセシビリティ指針」を策定し、公開しております。
なお、本指針の策定作業は、「JIS X8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針- 情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス- 第3部:ウェブコンテンツ」をはじめとする、国内外の様々な動向との整合性を保ちつつ策定された、「富士通ウェブアクセシビリティ指針第2.01版」を基にしております。
制作に関する指針
全体要件(16項目)
- 1. 全てのページに、ページの識別ができ、かつ内容を的確に示すタイトルをつける。
- 2. ページ内で記述する基本となる言語を明示する。
- 3. 文字色と背景色のコントラスト(明度差など)を充分に取る。
- 4. ウェブコンテンツの内容を理解・操作するのに必要な情報は、色のみを使用せずに、文字やパターン(模様)などを併用する。
- 5. ウェブコンテンツの内容を理解・操作するのに必要な情報は、形や位置のみを使用せずに、テキストで他の情報を付記する。
- 6. 画面全体が短時間で連続的に変化するような表現を使用しない。画面の一部でも、明滅やスクロールの速いものや、色のコントラストが極端に変わるものなどは使用しないことが望ましい。
- 7. 情報は、ブラウザ内のコンテンツ表示領域を利用し、適切な場所に表示する。
- 8. サイト内検索機能を設ける。
- 9. サイトマップやページ共通のナビゲーションバーを設けるなどして、サイト構成を把握しやすくする。
- 10. 現在表示されているページが、サイト全体、もしくは、コンテンツ内のどこに位置しているか、把握できるようにする。
- 11. 文章だけでわかりにくい内容は、適切な図・動画・音声などを組み合わせて表現する。
- 12. ページの表示に要する時間を短くする。
- 13. 本文へのページ内リンクを設けるなどして、ページ共通のナビゲーションバーやメニューなどを読み飛ばせるようにする。
- 14. 横方向のスクロールが発生しないようにする。
- 15. 1ページの長さを、適切な長さにする。長くなるときは、適切なナビゲーション(ページ内リンクや"ページの先頭へ戻る"リンク)を設ける。
- 16. ウェブサイトが対象とする利用者に応じて、他の言語のページを用意する。
特定の技術やプラグイン(2項目)
- 17. 特定の技術やプラグイン(JavaScript・Javaアプレット・Flash・PDFなど)が必要なコンテンツを提供する場合は、代行手段・代替情報も併せて提供する。
- 18. 特定の技術やプラグイン(JavaScript・Javaアプレット・Flash・PDFなど)はアクセシブルなものを用いる。また、コンテンツは、それらの技術やプラグインが提供するアクセシブルな機能を、最大限活用して作成する。
スタイルシート(2項目)
- 19. 構造のための要素や属性と、表現のための要素や属性は、正確に使用し、論理構造に沿って指定する。
- 20. スタイルシートを使用する場合、スタイルシートに未対応のブラウザ(音声ブラウザなど)を用いて、正しい順序で参照できるようにする。
テーブル(2項目)
- 21. 表(テーブル)は、行と列の関係や表示順序(セル単位、左上から右下)を考慮するなどし、内容を把握しやすくする。
- 22. 表(テーブル)の要素や属性は、レイアウト目的での仕様を最小限とする。
フレーム(3項目)
- 23. フレームの仕様は最小限にする。
- 24. すべてのフレームに、フレームの識別ができ、かつ内容を的確に示すタイトルをつける。
- 25. フレームのスクロールバーを非表示にしない。
操作(13項目)
- 26. 特定の入力装置に依存せず、少なくともキーボードだけで全ての操作ができるようにする。
- 27. 同一サイト内へのリンクは、同じウィンドウに表示し、新たなウィンドウを開くことは、必要最小限にする。
- 28. 利用者の意志に反して、表示中のページを自動的に更新することや、自動的に他のページを表示(他のページへ移動)することはしない。やむをえず表示する場合、あらかじめそのことを告知しておく。
- 29. サイト内での基本操作部分(「トップページ」、「サイトマップ」などへのリンクや、ページ内リンクなど)は、サイト内での表現(文言・形状・色彩・配置など)や機能に、一貫性をもたせる。
- 30. メニュー項目数が多い場合は、わかりやすい並び順にするか、階層化、グルーピングなどにより一度に把握しなければならない項目数を減らす。
- 31. リンクがあることが見ただけでわかるようにする。
- 32. リンクは、リンク先の内容がわかるように表現する。
- 33. ダウンロードするデータは、ファイル形式・ファイルサイズを明記する。
- 34. リンク先が画像のみの場合、リンク元でリンク先が画像であることを明記する。
- 35. リンクのある文字や画像などには、クリックしやすいように充分な面積にし、ご操作しないように充分な感覚をあける。
- 36. リンク切れを示すメッセージは、わかりやすくする。
- 37. ブラウザの基本的な機能やGUIコントロール(ツールバー、スクロールバーなど)は変更しない。
- 38. コンテンツ内に表示するボタンなどは、その役割がすぐにわかるようにする。
フォーム(8項目)
- 39. フォームに入力する内容は、必要最小限にする。
- 40. フォームは、ラベルとコントロールの関係を明確にする。また、入力項目をグルーピングし、コントロールを見つけやすくする。
- 41. フォームの各入力項目には、入力する内容や条件などを明確に示す。
- 42. 入力ミスやエラーが発生することを考慮し、適宜、フォームに戻れるようにする。その際、入力済みのデータを表示しておく。
- 43. 入力した内容は、送信前に利用者が確認・修正できるようにする。
- 44. ボタンは、入力操作の流れに沿った場所に配置する。
- 45. フォームには、時間制限を設けない。やむをえず設ける場合は、その旨を告知する。
- 46. 選択肢が複数個ある場合は、選択肢の数をあらかじめ提示し、それらが何を表しているか、わかりやすくする。
画像(5項目)
- 47. すべての画像には、画像の内容を的確に示すalt属性をつける(画像の代替情報)。
- 48. イメージマップは、サーバサイドではなく、クライアントサイドとし、リンク先の内容を的確に示すalt属性をつける。
- 49. 文字を画像で使用する時は、文字フォント・サイズ・コントラストなどを考慮し、読みやすくする。
- 50. 画像の背景(文字や絵の周囲)に、透明色を設定しない。
- 51. 画像のみで重要な情報を説明している場合は、補足情報として概要テキストで付記する(画像の補足情報)。
テキスト(7項目)
- 52. 意味が大きく変わる文字装飾(取り消し線など)を使用する場合、その意味をテキストでも併記する。
- 53. 文字サイズ・フォント・および行間は、利用者が変更できるようにする。
- 54. 記号や省略表記を使用する場合は、音声での読み上げに配慮する。
- 55. 単語内にスペースや改行を挿入しない。また、半角文字と全角文字を混在させる場合は、音声での読み上げに配慮する。
- 56. 機種依存文字(丸付き数字やローマ字数字など)は使用しない。
- 57. 想定する利用者にとって一般的でない言葉(外国語・専門用語・略語・社内用語など)を多用しない。
- 58. 想定する利用者にとって、読みの難しい言葉や固有名詞などは多用しない。
音声・映像(5項目)
- 59. 重要な情報を提示する場合は、警告音など聴覚的な方法と、メッセージ表示などの視覚的な方法を併用する。
- 60. 音声を使用する場合は、テキストなどによる同等の情報を提供する。
- 61. 動画を使用する場合は、音声またはテキストなどによる同等の情報を提供する。
- 62. 自動的に音(BGMなど)を再生しない。
- 63. 動画や音声で情報を提供する場合、利用者側で音量調節や再生/停止ができるコントロール機能を設ける。
本指針に関するお問い合わせ
東海光学株式会社
お客様相談室: 0564-27-3050
受付時間: 月曜日から金曜日の9:30~13:00、14:00~17:30
(祝祭日、GW、お盆、12月31日から1月3日を除く)
2007年1月1日策定